インキュベーション・マネジャー等が、起業・新事業創出の経験を活かし、滋賀の起業を志し未来を切り拓く人を育成する場の提供事業を行います。

問屋は売れないと言ったものが、主婦に圧倒的な支持を受けてヒット商品に

問屋は売れないと言ったものが、主婦に圧倒的な支持を受けてヒット商品に。

これはチキンラーメンの話です。チキンラーメンは、1958年に安藤百福氏が、インスタントラーメンの製造技術を完成させて市場に最初に投入した商品で一食35円で発売されました。

うどん玉が6円の時代に、問屋はこれは売れないよと言ったものが、主婦に圧倒的な支持を受けたというのです。

何故、ヒット商品になったのか?

毎日、毎食の食事を準備する主婦の時間を短縮する「時間を売る」商品だったのです。
どういうことかと言うと、食事には買い物から調理の時間を合わせて、1時間程度かかりますが、しかしながらインスタントラーメンなら、食事の準備はたった3分で済むのです。

年中休みのない主婦の心の中の不満を解消してくれる商品だったのです。

ということを知りました。
さらに価格設定は、主婦の1時間を楽にしてくれることから、時間給である35円を設定されたというのです。

「日本が生んだ世界食 インスタントラーメン」元 日清食品の加藤氏の講演を聞いて知りました。

またチキンラーメンが売れると、模倣品が出て来るのです。このことは一見すると企業にとっては良くないことのようですが、市場を大きくする要因につながりました。また、特許や商標などの知的財産権を有しているからこそ、模倣する企業と戦い抜くことができたのです。

経営の視点で見た時には、商品を市場に投入した時には、いかに認知度を高めるのかということに力を注ぎますが、その段階が過ぎ、魅力的な市場なことがわかると、競合がこぞって参入してきます。そして製法の異なるラーメンが市場に投入され競争は激化していく。ブルーオーシャンに始まり、レッドオーシャンになっていく。常に新しい商品を投入して、シェアを取る。

日清食品さんの歴史から、新しいことに挑戦し続ける重要性を認識しました。

ということで、チキンラーメンをカルボナーラ風に作って見ました。
水とお湯を1/2の比率で鍋に入れ、野菜を放り込む。チキンラーメンに卵を加えて煮込む。
器に移して、とろけるチーズをかけて完成。これでたった3分。
ラー油を少し垂らしたら、これがまたうまい。



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