起業や新事業をスタートさせる際に注意すべきことについて考えたい。
起業・新事業というとこれまで経験をしたことを活かし、新たなことに挑戦することが多いのではないでしょうか。
・長年、調理師として活動してきた経験を活かして、自分のお店を持つ
・システム開発の経験がながく、独立する
・趣味が高じてプロ並みの技術を得たため開業する
・会社の技術を応用して、新しい商品を開発する
・BtoBから新たにBtoC向けの商品づくりする
など多岐に渡ります。
従来の経験を活かしている反面、経験が目の前のものを見えなくしていることもあるように思えることがあります。
どういうことかというと、
例えば、調理師のあるケースです。流行っているお店にいったところ、出された料理を食べるとおいしさは「イマイチ」でした。長年、調理師をしていることもあって、舌は肥えています。この程度でお店が流行るのなら、簡単だろうと思って開業したのですが、思ったほど人が集まりません。
そうなんです。
流行っているお店は、ムードづくりや雰囲気にこだわり、また行きたいと思うような心配りをしているのです。それと、オーナーの社会貢献活動が、地域の人から信頼され、クチコミでお店の話題が広がっているのです。
何が言いたいかというと、経験したことを活かすのはとても重要ですが、顧客の求めるニーズにあった店づくりやプロモーションなどのマーケティング戦略を立てることを疎かにしているケースが散見されます。
ここがポイントです。
しかしながら、考えすぎるのも曲者です。これは次回。