インキュベーション・マネジャー等が、起業・新事業創出の経験を活かし、滋賀の起業を志し未来を切り拓く人を育成する場の提供事業を行います。

滋賀の地域創生に必要なものは何か!?

滋賀創生ゼミナールの収録にて
滋賀の地域創生に必要なものは何か!?

「滋賀創生ゼミナール」は、びわ湖放送で毎週金曜日(22:30)に放送される情報番組です。先日、番組の収録をしてきました。滋賀県といえば、全面積の1/6がびわ湖、1/2が森林を占めている。古くは東海道に中山道などの街道、現在は、名神や新名神、東海道線、新幹線と交通の要衝でもある。地場産業も盛ん。内陸型工業県として、第二次産業の占める割合が高いのが特徴です。

こういった恵まれた環境にいることを感謝し、これからの滋賀にとって何をすべきなのか。そのような大きなテーマを与えられましたが、私たちがこれまで取り組んできたことをベースに、話をさせていただきました。

滋賀県産業支援プラザでは、平成18年からビジネスカフェを実施してきました。当時、講演会といえば、話を聞きにくことが主流でしたが、セミナーと交流の場を設けたのが特徴です。講師の話を聞くだけではなく、参加者同志の交流の中で、各人が経験したことを共有することができるのではないか?ということに仮説を立てて取り組んできました。ビジネスカフェは滋賀のみならず、全国の各地で実施されるようになりました。
また、私たちにはコラボしが21インキュベーションで、起業前、間もない方の支援を行ってきました。このことにより、起業前の方の支援ノウハウが蓄積されました。

ミライクは、2017年4月に設立。主な活動として起業塾をスタートしました。きっかけは人事異動に伴い、多くの方から、引き続きサポートをしてほしいという声をいただき、共感する5人のインキュベーション・マネジャーと共に、社会貢献としてはじめました。

活動拠点は、大津市の菱屋町商店街にある。まちなか交流館「ゆうゆうかん」です。この施設には、1週間利用できるスペース、6か月~1年利用できるチャレンジショップがあり、商店街の方との交流が盛んなところが特徴です。

これまでの経験を元に、図1のような、起業塾から商店街に入るという流れができそうな点に注目しました。現在、チャレンジショップには、バイオリンを手づくりする「膳所弦楽館」が入居され、注目されています。メディアで取り上げられることも多く、次のステージとして商店街に入ることを期待されています。ちなみに膳所弦楽館は、コラボしが21インキュベーション創業準備オフィスの卒業生です。

図1<ビジネスインキュベーション・システム>
 起業塾 → 体験スペース → チャレンジショップ → 商店街

コラボしが21インキュベーションなどとの域内連携が重要
ミライクで起業塾をいくらやっても限界があります。そう、すべての起業者を支援することは不可能なのです。そこで、コラボしが21インキュベーションやコワーキングスペース大津と連携を図ることが大切です。それぞれ所属するインキュベーション・マネジャーが、それぞれの強み・特徴を発揮し、ポジショニングが異なることが大切です。支援の連鎖をする。これが連携だと考えます。

地域に影響力のある起業家と支援者が連携し、これから起業を志す方をサポートする。
こいったことが、地域創生になるのではないでしょうか。

滋賀創生ゼミナールの放送は、2017年5月26日(金)22:30~です。

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